2020年5月

フレデリック・W・テイラー『【新訳】科学的管理法』―イノベーションの生産性を上げる3つのカギ

  • 2020.05.28

  |新訳|科学的管理法 フレデリック W.テイラー ダイヤモンド社 2009-11-28 フレデリック・W・テイラーによる科学的管理法は現代経営学の出発点である。テイラーは、工場労働者の主観的な経験や技能の上に成り立っていた作業を、客観的・科学的に整理してマネジメントすることを目指した。テイラーはまず、工場労働者の一連の作業を細かく分解して、それぞれにかかる時間をストップウォッチなどで […]

【論語】如之何、如之何と曰わ『ざる』者は、吾れ如之何ともすること末きのみ(衛霊公第十五の十六)

  • 2020.05.23

 《参考文献》 論語 (1963年) (岩波文庫) 金谷 治 岩波書店 1963T 朝令暮改の発想―仕事の壁を突破する95の直言 鈴木 敏文 新潮社 2008-01T 鈴木敏文「逆転発想」の言葉95 勝見 明 PHP研究所 2013-03-29 働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 稲盛和夫 三笠書房 2009-04-02 以前の記事「竹内均編『渋沢栄一「論語」の読み方』―明治豪傑 […]

ゲイリー・ハメル&C・K・プラハラード『コア・コンピタンス経営』を再読して私の戦略論を再構築してみた

  • 2020.05.15

  コア・コンピタンス経営―未来への競争戦略 (日経ビジネス人文庫) C.K. Prahalad 日本経済新聞出版 2001-01-01 ゲイリー・ハメル、C・K・プラハラードの『コア・コンピタンス経営』(ハードカバーは1995年、文庫本は2001年発刊、ともに日本経済新聞社)を再読した。「コア・コンピタンス」とは日本語にすると「中核能力」であり、本書では「個別的なスキルや技術を指すので […]

孔子の富貴観を誤解させた孟子の「富を為さんとすれば仁ならず」という言葉

  • 2020.05.07

 《参考文献》 論語 (1963年) (岩波文庫) 金谷 治 岩波書店 1963T 孟子〈上〉 (岩波文庫) 岩波書店 1968-02-16 孔子の教えを受け継ぐ孟子は、魯の季氏の臣下である陽虎の言葉を借りて、「富を為さんとすれば仁ならず、仁を為さんとすれば富まず」(巻第五滕文公章句上)と語っている。この文章を根拠として、仁を最高の徳と位置づける孔子は富や財産を否定したと言われることがあ […]